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2010/7/3(土)

今日は曇り。

 水曜日に伯母の所に行って調子よく準備をしたにもかかわらず、その晩「止めにしたい。」と電話が掛かってきた時には肝が冷えた。本日、伯母を老人介護施設に連れて行く。電車で行くにはちょっと遠い場所にあり、途中伯母が「行きたくない!」と駄々をこねたらお手上げになる。良く良く考えて車で迎えに行こうと思ったが、私は東京の中心部を運転する自信がない。

 そこでモモパパに運転を頼むと、やっぱりモモパパは優しい人だ!(持ち上げる)二つ返事で承諾してくれ、連れて行ってくれることになった。モモパパが居れば、伯母もむやみに駄々をこねることもあるまい。すると予想的中で、伯母は実にスマートに車に乗ってくれ、何事もなく施設に連れて行くことができた。

 「ホテルでお食事しましょうね。」と誘ったので、3人でお昼を頂く。モモパパも一緒に高級老人介護施設を案内していただき、部屋も見て一人家路に着く。施設の方の提案で、私は晩御飯の時間(5時30分)にお別れする予定。しかしそれまでの時間の長いこと。不信感を抱かせぬよう、ひたすら思い出話を話す。伯母が広島に住んでいたころの話、従姉妹が結婚、離婚した話、孫ひ孫の話、伯父の話、話の種は尽きないが、伯母が疲れるのではないか?心配になってくる。

 途中、「お茶会がありますからいらっしゃいませんか?」とお誘いを頂き、出向くが、車椅子に乗った方や意味不明に話される方など目にし、老人ばかりのホテルに不信感を抱きはしないか?心配する。海に近い場所に建っているので、「ここは老人向けのリゾートホテルなのよ。」と取り繕うと、「そうねえ、ここはリゾートには良いわね。」と海が大好きな伯母は信じた。

 私は今日は泊らないこと、娘が晩くになって泊りに来ることを話す。「○○ちゃんは未だ来ないの?」と不安がる姿に胸が痛む。今日は来ないのだ。いや、施設の方の提案で、伯母が落ち着くまで娘も私も面会しないほうが良いとのこと。何時になったら会えるのか?

 5時30分になって、お食事の時間。テーブル脇で伯母に別れを告げた時、肺気腫なのか?鼻にチューブを差し込んだ、白髪のインテリそうで優しそうな紳士が、伯母の向かいに座られ、「ご一緒させていただいて良いですか?」と仰った。私は心の中で「困ったなあ~ ボケたお爺さんなのかなあ~」と思って、係りの人を見ても慌てる様子がない。後で聞くと、別れの寂しさを紛らわせる為、健常者の方にお願いして頂いていたとのこと。「ああ、こんな配慮の出来るところなら安心だ。」とちょっと涙がにじむ。伯母の背中をさすり、「頑張ってね。」と小さな声で囁いた。

 その後、ケアマネージャの方に、現在の伯母の状況説明し、家路に戻った。家に着いたのが夜の9時、お疲れ様だった。



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名も知れぬ「修景バラ」のつる。



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いやいや如何して色が素晴らしい!



by momomama1124 | 2010-07-04 00:00


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